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中本建築設計事務所  代表  中本 滋

AIG損害保険株式会社 小山 浩司

​株式会社モンテキーヨ 代表取締役 佐々木 大介

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佐々木

お二人が出会ったキッカケをまずは教えていただけませんか?

 

中本

出会ったキッカケはですね、本当に偶然なんですが、異業種交流会なんですよ

 

小山

そうなんですよ。私の職種的に仕事につながるような事はほとんどないので、実は異業種交流会は会社的にはアウトだったんですよね

ただ、個人的に自分の武器を作ろうかな。とかそんな動機もあり会社に許可をとって参加してみたんですよね。

 

佐々木

そこでお二人が出会ったわけですね

 

中本/小山

そうですね

 

佐々木

その時の中本さんの印象はどんな感じでしたか?

 

小山

う〜ん。。。 そうですねぇ。。。

一番は、気が合いそう。というか、この人と知り合いたい!と強烈に感じましたね。

 

中本

異業種交流会って、ごまんと人がいる中で

それこそ保険の営業マンなんていうのはかなりの人が参加されてるんですが

その中で何故か小山さんにいきついた。。。ですよね(笑)

で、設計事務所でも保険には入らないといけない事が多くて

それで、保険の相談に乗って欲しいという事で。。。

なんだかんだとお話させてもらってて。。。。

気がつけば個人的にお話するようになり。。。

そして僕も異業種交流会にいかなくなり。。。

 

小山

私もいかなくなり。。。。

 

一同

爆笑

佐々木

なるほど。そういった形での出会いから今につながってるわけですね。

小山さんにお聞きしたいのですが、保険屋さんからみて。

つまり一般的な目線でなく、プロの金融マンとしていわゆる建築家及び建築デザイナーというのを

どう捉えられていますか?

 

小山

そうですね。どう言えばいいんだろう。

まず、私としては今まで仕事で関わることはなかった。

もちろん相談を受けたこともなかったんですね。

で、イメージとしてはメディアでも見受けられるような

著名な方が「こういうものを私は作りました」という、とにかくすごい人

というイメージでしたね。

 

佐々木

その中で、実際に小山さん自身が中本滋 という建築デザイナーに出会ったわけなんですが。

次に、小山という個人的な人間が思う、中本滋というのはどんな方か教えていただけませんか?

 

小山

これは、もうまず一番に出てくるのが、異業種交流会に参加した動機である、自分の武器にする。というところではなく、私自身が中本さんの力になりたいとういうのが先に出てきましたね。

 

佐々木

だそうです、中本さん

 

中本

逆に僕からの小山さんの印象は、お互いにいい歳になって出会ってて

それこそ損も得もわかっている中で、自分を売り込んでくる人が多いんですが

全く逆で、まず人の話を聞くというところが珍しいというかなんというか。。。

 

佐々木

控えめな2人が、控えめじゃない人の集まりに行った結果「あ、いた!」みたいな感じだったんですね。

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中本

で、お互いに交流がはじまっていくなかで、私のつくった住宅の完成見学会と勉強会があったんですね

いままでの住宅とは違う、高気密、高断熱で高性能でなおかつデザインもよくてというひとつのモデルを作ったわけなんですが

そこに小山さんをお誘いしたんですね。、すると本当に来てくれまして(笑)

 

奥様も連れてきてくれましたよね。

 

小山

いやね、前々から中本さんから少しは聞いてたんですね。

で中本さんの考える住宅って、面白いなとは感じてたんですよ

で、うちは夫婦で元々家を見たりするのが好きだったというのもあり、住む、住まないは別として、一度見学してみようかと。

 

佐々木

その「面白い」というのはまずどこを聞いてそう感じられたんですか?

 

小山

正直、当時中本さんから私がどこまで聞いてたかはっきりとは覚えてないんですけど

住宅、というものに対して私は全く知識がなかったんですが

「高気密高断熱で高性能でなおかつデザインもいい」

それってどういう事なのかな?という率直な感想と、中本さん自体が住宅に対しての

自分の考えというかポリシーがしっかりしてらしたのと。

やはり設計士、建築家というのが私の中で「すごい人」なんですが。

そういう方にお誘い頂いた。というのも大きかったですね。

 

佐々木

実際に中本さんがそこでお話された内容というのはどういったものだったんですか?

 

中本

そうですね。まずはこの家の作りであったり、コンセプトがあり、そしてこういう性能があり。

階段の大きさがなぜこの大きさであるのか。

とかそういった説明ですよね。

 

でまぁ、僕も建築の仕事を二十数年やってきてるんですが。

元々はハウスメーカーに始まり、その後設計事務所に勤務して今があるんですが。

 

最終的に自分の家も作りたい、いやまぁ作ったわけなんですが。

自分の家も、それまで手がけてきた家も、阪神大震災等を経験してきているわけですから

耐震については当然のことながらきっちりしていかなければならない。

そこから、断熱性能・気密性能に関してもやっていかなければならないという風な流れの中で

いわゆる「いい断熱材を使って」とか「テープをペタペタ貼って気密性能を上げていこう」というアクションはあるんですが

建てた家の、車で言うところの「燃費」という部分が全く見えてこなかった。

実際に北海道で使っている断熱材を使用したりして、大工さんとも「この家は気密性がめちゃくちゃいいですよ」なんていう話も

現場で出てくるわけなんですが。。。

じゃあ実際にそれを何で現すの?という、具体的な数値の部分が誰もわかっていなかった。

 

北海道の断熱材だからいい

テープいっぱい貼ってるから大丈夫

 

ではなく、そういった数値化されたモノをそのモデルハウスで初めて実現させたんですね。

 

佐々木

定量化されたデータが初めて出た感じなんですね

 

中本

そうそうそう。

なので、それまではお話させてもらってたお客さんにも気密性の事とかを聞かれても

北海道で使っている断熱材だから大丈夫です。とかテープいっぱい貼ってるから大丈夫。ぐらいしか答えられなくて

今から考えると、なんて具体性のない答えをお客様にしてたんだ。と思います。

そりゃお客さんも悩みますよね。

 

佐々木

なんでいいの?って消費者は気になるところですもんね

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中本

そもそも僕はデザインにも特化してやってきた自負はあってそして性能面も自信をもってやってきたと思ってたんですが

実際フタを開けてみたら昔の僕はなんにもできていなかったと思いましたね。

だから、最初の頃に建てた自分の家がいちばん何にもできていないです(笑)

 

で、その定量化された数値、つまり根拠のある性能を持つ住宅をどうすれば作れるのか。

という風に考えるわけなんですが設計段階での計算と実際に建築現場での数値測定を行って。

という事をすれば実現可能であると。

実際にそういった事をやっているところはほとんどないんですが、じゃあうちは全ての家に対してそれをやっていこうよと。

断熱にしても、基準値というのをちゃんと設定してそこを目指して家造りをしていきましょうと。

 

で、そのモデルハウスで初めてその数値をお客様に見せることができたんですね。

そのモデルハウスの数値というが、今では基準値の最低ラインにはなってるわけなんですけども

あんまりこう、、、数字だけを追いかけていってもダメなんだとは思うんですが。。

そのモデルハウスで断熱気密共に0.57という数値で、これが断熱に関しては今では0.4前後

気密に関しても0.5は確実に切れていてます。

 

なので今実際に僕の建てた家に住んでくれているお客様からは

1月、2月でも朝の10時ぐらいから夕方の4時ごろまでは暖房無しで過ごしていますとか言っていただいています。

 

小山/佐々木

それ。。すごいですねぇ。。。

 

小山

あ、私思い出しました!!

なんでその勉強会にいこうと思ったか!!

 

エアコン1台で全てまかなえるって聞いたんですよ。

で実際にそんな事あるんかなって思って。

 

そうそう、思い出しました。

 

佐々木

僕の中本建築設計事務所に対するイメージなんですが

その、高性能であったり根拠に基づいた断熱性能であったり。。と同じくらいデザインにもこだわってる

という認識なんですね。なんかこう。。。上手く言えないんですが。。。

作品というか、なんというか。。。

そういった発想っていうのはどこからきてるものなんですか??

 

 

中本

これ、、言っちゃっていいのかわかんないんですが。。。

そもそもセンスは無いと思っています

 

一同

(爆笑)

 

小山

中本さんのこういう正直なところが好きなんですよ

普通持ち上げたら、あ、そうだなってなるじゃないですか

でも中本さんは自分が自分を分析して「違うな」って思ったらそう言っちゃうんですよ(笑)

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中本

センスは無いかも知れないんですが。。。 まぁ当たり前の話なんですが

お客様に対しては真面目に取り組んでいるんですけど、打ち合わせの中で

ものすごい尖ったデザイン、このお客さん、これ10年経ったらどうするんですかというデザインの話も出てくるんですね。

そういった住宅は作りたくないですね。

 

佐々木

きのこの家、みたいな感じですか

 

中本

例えばそういったご要望が出た場合には、それをうまくアレンジして

普遍的なデザインになるまでしっかりとアレンジして作るんですよ

 

佐々木

なるほど!なるほどですね!

 

中本

芸大の卒業の課題の時に、僕仲間の中でゆいいつ保留を食らってしまいまして。

先生からやり直してこいと。まぁそのぐらい出来なかった。

物凄いみんな奇抜なモノを作っている中で、僕だけ保留だったんですよ。

だけど、そんな家そもそも住めないですし実際にどうやってそれ作っていくの?と。

まぁ、そういうモノを求められる大学ではあったと思うんですが。

なのでハウスメーカーに入って何年かは、デザインに関しては全く使い物になってなかったですね。

でも、仲間の中では一番早くに一級建築士の資格を取ってるんですね。

デザインが変わったのはそこからです。

 

一級建築士のライセンスをとって、法律があるんですね。

ランドスケープ的な街並みを作るというのがそこにも含まれていて

設備も知ってなきゃいけない、構造も知っていなきゃいけない

でもデザインもわかっていなきゃいけない。

 

でまぁ一般的に有名な建築デザイナーの方々がいらっしゃるんですが

皆さん意匠専門の方ばっかりなんですね。

有名になるためにはそこしかないんですよ。

 

で、僕の場合は一級建築士になった時に

設備だけでもない、構造だけでもない。

いわゆるオールラウンダーとしてデザインも知っとかなきゃいけないな。

そんな風に感じたんですよ。

なので、そこからずいぶん絵を描きました。

 

佐々木

やっぱりその、、

機能も、デザインも両方満たす。というのが中本建築設計事務所の作りだす家だと思うんですが

 

中本

最初は、いっぱい色んな本も読んだし、見にも行きましたし、絵も描きまくったんですが

尖りすぎていると使いくい。とか、10年経ったらその部分にものすごいゴミが溜まっているとか。

30年40年50年と住んでいってもらう中で「いつ見てもかっこいいな」っていう家を提供したいなと。

だから尖っているような感じではないんですよ。

 

佐々木

普遍的かつモダンという事でしょうか?

 

中本

そうそう、そうなんですよ。

日本のハウスメーカが作る住宅って、なんかね、10年したらものすごく古びた感じにみえるんですよね。

そうではなくて、やはりきっちりとしたデザイナーが設計した家というのは10年経っててもかっこいんですね。

ここの木が育ってきて、家の趣が出てきただとか、周囲の街並みとは合わないかもしれないけれど

その家だけを切り取ってみたらものすごくうつくしいそんな感じなんですよ。

 

本来そうあるべきなのに、流行りばっかりを追いかけるから5年10年経ったらものすごく古びて見える。

特にいまサイディングで作っている家なんかは後何年かたったらまた塗り直さないといけない。

で、塗り直すわけなんですが塗り直しの時には一色でしか塗れないんですよ。

あれだけ綺麗だった石目とかが、一色になってしまう。

これって建築家として、そんな家を作っていいの?って思いますよね。

くすんできても、朽ちてきても、うつくしくないといけないと考えています。

 

小山

もう、まさにユーザー目線ですよね

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中本

これって、以前にもお話したかと思うんですが、日本の車メーカーも今おんなじ事が起きてるんですよ。

ドイツのポルシェなんかはその普遍的かつモダン。これをずっと守り続けている。

だからそういうのを、住宅でもやっていくべきなんだと思うんですよ。

 

だからこそ、性能も大事になってくるんですね。

例えばなんですが、あの有名な建築デザイナーの家。なんてのも実際にあるんですが

住んでいる人は、冬なんかは壁掛けの暖房機入れて、ガスファンヒーターと床はホットカーペット入れて、加湿器いれて、レッグウォーマーつけて

ダウンジャケットきて、室内でですよ。そんな家住んでたらいつか病気になりますよ。

 

で、実際に数値測定した番組があったんですが家のある部分は暖かいんですが、人間の周りが一番温度が低い。

パッと見は今見ても十分かっこいい。でもよく住んでいらっしゃるなと正直思います。

 

電気代もガス代も灯油代もガンガンかかって、自分は風邪引いて病院行って。

そんな家は作っちゃいけないと思うんですよ。それはもう犯罪を犯しているのと同じですよ。

 

で、いわゆる大先生と呼ばれる建築家達は

「俺の場合はそれでいいんだ」ってはっきり言っちゃうんですよ。

 

ちゃんとした温熱環境を提供しながら、普遍的かつモダンなデザインを実現してこそ

住宅を設計デザインしている建築家だと思うんですよね。

 

佐々木

そこが中本建築設計事務所の「らしさ」なんでしょうね

 

小山

そうですね。

いや本当にそうですね。

 

中本

すいません、熱く語ってしまって。。。

 

佐々木

いえいえ、本日は本当にありがとうございました。

僕も仕事頑張って、中本さんに家の建築を依頼できるように早くなりたいと思います!

 

一同

(爆笑)

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2019年 某日 取材協力:株式会社モンテキーヨ

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